2009年11月01日

仕事のイメージを持つための情報収集

NHKで学生の就職活動を支援している番組があります。

●週刊ハタラキング
http://www.nhk.or.jp/hataraking/

Webサイトを見るだけでもいろいろなコンテンツがあるので大学生でも参考になるのではないかと思います。


テレビという昔からあるメディアでもこのようにWebサイトとメディアミックスすると市場に対して新しい切り口で情報提供できます。

就職活動について話をする際には仕事のイメージを持つことが重要で会社のブランドだけで安定しているかどうかなどで判断するのは危険なような気がします。

最新号でも商社マンと編集者で30歳前後の方々の仕事具合の紹介がなされていました。


これらの情報をいろいろと参考にして自分で考えて行動してもらいたいと思います。


また、別の番組では0歳から3歳までの子育てについての特集番組が放送されていました。

その番組で、

http://www.zerotothree.org/site/PageServer

というサイトが紹介されていました。

0歳から3歳までの子育てのやり方で子供の知能は大きく変化するということです。


親が真剣に子供の将来を案じて子供の脳が最大限に働くこの時期に徹底した教育を行うということは重要なことかもしれません。

親が自分のレベルに合わせて「これくらいでいい」というレベルを決めると、やはりそれくらいのレベルにしかならなくて、これは親の知能レベルがどうこうという話しではなく親が子供の将来にどれくらい真剣になるかということの問題のような気もします。

子育てというのは非常に大変で子供の脳の動きまで気を配るというのは非常に難しいのでしょうが、子供の可能性を引き出すということを考えるくらいまでの余裕がないと「やっちゃいけないこと」の指導ばかりの子育てになって自分の枠をつくってしまうような大人になっていくのではと感じました。

塗り絵(カラーリング)でも、枠の中に色をつけるだけでなく、枠をはずして自分の指に絵の具をつけて画用紙に自由に色をつけるなどの遊びが創造力を養成するのには一番だという話しも納得できました。


先週、西南学院大学の講座の後に学生をMLを通じていろいろと情報交換をしています。

講座の感想などを学生が書いてくれますので、その感想にコメントをつけています。


***

森戸です。

コンピュータネットワークの世界では、人間という情報処理能力が劣る部品が関わってしまうと全体的な性能は落ちてしまいます。

グリッドコンピューティング

という世界中のPCなどの遊休CPUを結合してスーパーコンピュータ並みの性能を発揮できるコンピュータネットワークをつくろうなどの実験は東京大学などを中心に以前より行われています。

このような実験を見ている中で人間という存在は・・・などと考えます。先日の講義でも話をしましたクラウドという巨大コンピュータ群が提供するGoogleのような検索サービス、AMAZONのような物品販売サービスを見ていると人間の思考を先回りするようなサービスが乱立する中で人間の存在意義はなどということを考えていると、単純に従来のビジネスモデルに照らし合わせてビジネスを考えている自分の愚かさに気づくことになります。

「ゆとり世代」と呼ばれる皆さんの世代を理解しようとするときにも同じようなものを感じます。従来のビジネスを作り上げてきた人間の価値観や考え方に照らし合わせて考えていると何かを渡してあげないと何もできない自分の義務を果たすことなく権利ばかり主張する姿を見て落胆し、絶望的になることもあるのですが、コンピュータシステムの台頭と同じようにそれは結局自分たちがつくってきたことだと考えると、そのような環境の中でどのようにビジネスを継続していくかということを考える気力が出てきます。

何かを変えようとする前に自分が変わる

ということを自分自身に言い聞かせないと新しい道は拓けません。

***

講義で配布した資料のフロイトの精神分析などの第3の革命で、自分というものも本当に正確に認識できていない人間という存在という部分があったかと思いますが、私も42歳になっていますが、いまだに自分という存在がどのような存在なのか?ということが理解できないことがあります。

例えば、googleで「森戸裕一」と入力すると16,300件くらいの検索結果が表示されます。

自分を知らない人たちでもインターネットを使えばこのような検索結果から私という人間を情報の検索結果からイメージするのではないかと思います。

ただ、実際に会った私のイメージはその人がインターネットの検索エンジンでイメージしていたものとは違うかもしれません。

皆さんが興味を持っている商社という企業での仕事も、インターネットから配信されてくる情報や書籍や雑誌に書いてある情報、テレビなどのドキュメンタリーやトレンディードラマで描かれているものとは違うかもしれません。

だから、これから登場される商社勤務経験のある講師の先生に自発的に質問をして自分のイメージを明確にする必要があります。

講義で先生の話を聞いているだけではインターネットなどから配信されてくる情報と変わらないということになります。自分の言葉で質問をする中で自分のイメージを明確にすることができます。

イメージは情報の積み上げでより鮮明になります。

パズルのように最後の1ピースでイメージが完成する場合には、その1ピースは誰かが渡してくれるのを待つのではなく、自分の力(質問)で得るということをやらないと、それまで積み上げてきたイメージ自体が曇ったものになる可能性があります。

私の講義は現代社会の情報流くらいのスピードで流していったと思います。機関銃のように繰り出される言葉を受けていてもストレスをそんなに感じなかったのはなぜか?ということを考えてもらうことも重要なことと思います。眠くなることもなかったと思います。

現代社会の情報流についていっている人たちは、その理由をわかっています。

***


などのコメントもつけています。


時代の変化に自分を合わせていく勇気を持ってもらいたいと考えています。






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Posted by 森戸裕一 at 23:57│Comments(0)就職観
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