2010年04月20日

頑張れと簡単には言うけれど

『頑張れ!』


と簡単には言いますが、頑張れるかどうかは「その人」がその「頑張らないといけないこと」にどのような意味を持っているかということに関わってくることと感じています。


生活が苦しい

国や状況の人たちは、生きていくために頑張ります。


日本という国は乱暴に言えば頑張らないでも生きていける国で、頑張らなくても贅沢を望まなければ生活していけるという状況であれば、生活するために、生き残るために頑張るということに現実感が無いように感じます。




自分という存在に高いプライドを持っている人も、自分が社会から認められるために頑張ります。

しかし、本当に高いプライドを持ち社会に貢献していきたいと思っている人がどれくらいいるかが疑問です。

周囲との相対評価で負けたくないというだけで頑張っていても自分よりも評価が低い人をみつけて満足しますし、周囲の足を引っ張るということだけに注力するかもしれません。



『自分らしく生きる』

というのも、日本のように豊かな国に生まれたからの発想なのかもしれません。

その「自分らしく生きる」などと考えられる状況をどのように継続していくのか、そのようなことを考えることができている豊かな社会というのはどのようなカラクリでつくられているのかということも考えないと、あっという間に状況が変わってしまいそうな危うさも持っています。





若い人たちの指導をしていて、「頑張る」理由まで見つけてあげないといけない贅沢な状況になっていることに戸惑いを感じながら、このような状況がいつまで続くのかということを不安視しながら育成をおこなっています。


贅沢な環境は、大きな借金でできあがっている

というのは、個人でも国家でも同じであり、借金はいつかは返さないといけません。

いまから返済計画を考えておくことも重要です。

返済計画というのは、次世代の人材育成のことを指すのかもしれません。




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Posted by 森戸裕一 at 23:55│Comments(0)人材育成
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