2010年09月13日

部下のマネジメントはできていますか?

脳科学者の茂木健一郎さんの著書に、

脳をやる気にさせるたった1つの習慣ーなぜやりたいことを書きだすと実現するのか?



というものがあります。

著書の説明には、

人間の脳はわれわれが思っている以上に怠惰で、「楽をしよう、楽をしよう」と思ってしまう生き物なのです。刺激も与えず、のんびりとした日々を送っていては、これ幸いとばかりに脳は惰眠をむさぼって、怠惰な毎日を謳歌することでしょう。
これを聞いて、ニヤニヤしないでください。怠け者をそのままにしておくことは、あなた自身の可能性の芽を摘むことにもなりかねないのです。
もともと脳は、「楽をしよう、楽をしよう」という性質を持っているのです。だからといって、「私がのんびりしているのは脳のせいなんだ」と早合点したり、勝手に自己正当化しないでください。
脳が怠け者であるのには、理由があるのです。脳の機能自体は生まれてから死ぬまでたえず活動し続けています。その意味では脳は本来、忠実な働き者なのですが、だからといってその脳の働きに合わせて二四時間三六五日も生産的な活動をしていたら、からだのほうが参ってしまいます。
分かりやすく言えば、脳はふだん自動車が停車しているときのアイドリング状態にあります。逆説的に言うと、脳が怠けているからこそ、人間はリラックスすることも休息することもできるのです。
しかし、その脳がアイドリング状態では勉強や仕事で成果を出すことはできません。人間には誰でも「英語ができるようになって、グローバルに活躍できる人間になりたい」「仕事を通じて社会貢献したい」「お金もちになりたい」という夢や欲望があります。それを実現させるためには、肉体的なハードワークや長時間の勉強だけでは足りないでしょう。怠け者の脳をやる気にさせることが必要になってきます。
その脳をやる気にさせる方法は、ある1つの方法が有効です。それを習慣化できれば、われわれは脳をやる気にさせて、自分の考えている以上の成果を上げることができるのです。その習慣とは「書く」ことにほかなりません。
なぜ夢や目標を絵馬や色紙に書くのでしょうか。またなぜ書くだけで、そうした願望が実現してしまうのでしょうか。それには脳から放出される「ドーパミン」という神経伝達物質が関与しています。
「○○になる」と書いたとき、人間は実際にそれを達成しているところを想像しています。それは「自分がなりたい姿になった瞬間」を脳の中で想像しているにすぎないのですが、その達成した気分を「いま、ここで」前倒しでかみしめているのです。まだその願望が達成されていないにもかかわらず、報酬物質であるドーパミンが放出されて、人間は快楽を得ることができます。
その快楽をさらに得ようとして、夢や目標を実現するための行動が強化されていく。それが継続されていくと、ついには本当にその夢や願望が叶ってしまうのです。つまり、夢や目標を書くことはドーパミンを放出する脳の回路を強化すること、イコール脳をやる気にさせることなのです。やる気になった脳はわれわれが考えていう以上の力を発揮して、夢の実現に導いてくれます。やりたいことや夢を書くと実現しやすくなるというのは本当なのです。
それは脳の仕組みによるところが大きいのですが、その誰もが知りたがっていた秘密を、この本で解明していきます。


という説明がされています。


先日、学生向けの講座(http://www.kg-wan.net)で、

本気になる

という話をしたところ、早速、Twitterなどで茂木さんの

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2010/09/post-514e.html

本気についての連続ツイートについて話題にして議論しています。

@kana_y39 なるほど。茂木さんのtweetははっと改めて気づかされることが多いなあ~* @shchr_adachi: 【WANスタッフ各位】ホットな話題を脳科学者の茂木さん(@kenichiromogi)が連続ツイートしてました! http://bit.ly/bUncwc

学生NPOの活動支援を7年ほどおこなっていますが、難しさを感じているのは、彼らの自主性の芽を摘むような指導はしたくはないのですが、自主性というものと自分勝手というものの違いをわかってもらうということに難しさを感じています。

雇用関係もなく、給与を払っている訳でも、逆に指導料をもらっている訳でもなく、お互いがその場で『気づく』という成長の素を得るために活動しているという関係性だけで成り立っています。

学生スタッフも4年生だけでも10人を超えて、3年生などを含める30人を超えてくると会社というレベルでのマネジメントをおこなわないといけません。

しかし、出勤してくるわけでも定期的に報告書を出してくるわけでもありません。

自主性にまかせてお互いがコミットした目標を達成するために行動するということを促すというマネジメントは簡単ではありませんが、それが情報化時代のマネジメントのような気もしています。


組織のマネジメント、部下のマネジメント、人材マネジメント

世の中には様々なマネジメント手法が存在して、書店などには多くの書籍が並んでいます。

それくらい悩んでいる人たちが多いのでしょう。


私も常に悩んでいます。

同じカテゴリー(組織改善)の記事画像
営業研修に真剣に取り組んでいる企業の半数は増収増益
できない理由ではなく、できることは何なのか考える
ビジネスには競合がいる
次世代を担う人材に理解してもらいたい組織マネジメント
学生に学業とインターンシップを両立させるため
なぜ結果がでないのか?
同じカテゴリー(組織改善)の記事
 営業研修に真剣に取り組んでいる企業の半数は増収増益 (2014-11-26 09:55)
 できない理由ではなく、できることは何なのか考える (2014-10-13 18:26)
 ビジネスには競合がいる (2014-10-04 20:53)
 次世代を担う人材に理解してもらいたい組織マネジメント (2014-09-29 20:01)
 学生に学業とインターンシップを両立させるため (2014-09-16 19:54)
 なぜ結果がでないのか? (2014-08-20 19:03)

Posted by 森戸裕一 at 04:29│Comments(0)組織改善
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。