2008年01月07日

気付かせ、行動を導く

今日は仕事初めです。

朝のテレビで、大挙して東京の銀座に買い物に殺到する中国人観光客の報道を見ていて、今年は本当に日本も正念場ではないかと感じています。

隣の韓国では大卒者の正社員採用は50%を切っており、中国でも本当の競争を勝ち抜いた大卒の学生だけがビジネスの世界に出てきているという状況です。

日本は、メディアなどの報道にもありますが売り手市場ということで市場は先行き不透明ながら、(とりあえず)新卒採用にやっきになっています。そこに深くモノゴトを考えることができない学生がベルトコンペアー式に就活という一過性の流れの中で、なんなく内定をもらいに来ています。

この学生が本当に日本の次世代を担うことができるのか?

企業も経営が厳しくなってくると、バブル時代がそうであったように、何も考えることができない世代の人間から切っていきます。その世代が市場に溢れるということを想像しただけで、日本の将来に不安を感じてしまいます。

ただ、悲観論ばかり言うのは評論家の仕事なので、私たちは将来を見越して彼らの能力を国際レベルまで引き上げる支援を行う準備を粛々を行うということを今年はやっていこうと思っています。


当社の若手営業担当者がまじめにブログを更新しています。

気付かせ、行動を導く

彼には、継続することの重要性と自分の読みたい本ではなく、周囲から与えられた本を読むということの重要性を説いています。

これは、若年者の継続力の無さへの対応と自分思考ではなく他人思考ということを理解させること、それから、Web時代の弊害である情報編集力の無さを補完するためにやっています。

書籍を毎週与えて読ませています。

日々の彼の言動とお客さまからの期待を考えると、読ませたい本は見えてきます。

私の机の上には、彼らに読ませる本が山積みです。










ただ、この書籍選定は私が読みたい本とは違います。
そこらへんが間違うと、社長である私の考えを理解しなさいという押し付けになります。

一般的な時流の変化を理解させる、シナリオ力をつけさせる、それからお客さまの期待を理解させるために読書を奨励しています。

また、それを見ている他の社員も自分が読みたい書籍ではなく、お客様の支援で必要となる知識の補完に書籍を読み始めたというのが、昨年の流れの中では非常に嬉しいことでした。

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Posted by 森戸裕一 at 10:23│Comments(0)人材育成
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