旺盛な知的好奇心と成功へのあくなき執着心

森戸裕一

2008年10月09日 10:45

2日連続の「日本人がノーベル賞受賞」というニュースに日本中がわいていますが、本当に明るいニュースですね。

今週は出張WeeKですが、ホテルに2日連続で号外が入っていました。

その中で、昨日、化学賞を受賞された下村さんが、

「研究は、やり始めたらやり遂げることが大事。難しいからといって、最初からあきらめてはいけない」

と毎日新聞の取材にこたえられていました。

他のメディアからの取材にも、「自分が興味をもったものには、どんどんチャレンジして欲しいですね」と言われた後に、やはり「しかし、決して途中で諦めてはいけないです。やり遂げないといけない」と言われていました。


若手社員や学生などを指導するときにも、好奇心が大事だが、一度、手をつけたら何らかの結論がでるまで決して諦めるな(飽きるな?)と言い続けています。

今どき(?)の若い人の、

薄い興味と早い諦め

これを、

旺盛な知的好奇心と成功へのあくなき執着心

に変えるために、学生団体の支援や若手社員の教育などをやっています。




理系離れということを言われていますが、たしかに理系って知的好奇心と辛抱強さが必要なんで今の若者には向いていないかもしれません。

なんなんでしょうね。
子供のころから興味を持つものが身の回りに溢れていたので、ひとつのことに集中するということができなくなっているのかもしれません。

私から「動物くん」と呼ばれる、気まぐれな感覚で自分の興味本位でウロウロして、やれ、モチベーションだ、やれ、成功だ、と言っている人間くんが、私の周りにも増えてきました。


昨日は、ちょっと骨がある学生に大阪で会いました。
http://www.gakulog.net/10332/archives/0002802.html

動物くんか、ちゃんとした社会人予備軍なのか、ちょっと支援をしてみたいと思っています。

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