言葉を変えると世界が変わる

森戸裕一

2009年04月10日 08:18

新入社員研修で、気づくことと心がけていることとして、言葉を大切にするということがあります。

きれいな言葉を使うように指導するというよりも、主体的な言葉と前向きな言葉を使うように指導します。

例えば、

遅刻をしないようにする

よりも、

早めに出勤して、1日の仕事のイメージをする

の方が行動がおこしやすくなります。


また、

まわりの人間から評価されない

と愚痴るよりも、

自分がまわりの人間から評価されるように行動する

のほうが、そのような状況にもっていくのは簡単です。


自分の行動をイメージしやすい言葉を常に発するという習慣がつけば、人生どうにかなります。

周りが〇〇という感情や言葉ばかり使っていると、自分をがんじがらめにしてしまいます。




新入社員のときに、主体的な言葉、ポジティブな言葉を使う習慣を身に付けられたら社会人生活も楽しく過ごせるのではないかと思います。楽しく仕事をするための第一歩です。


自分に対して、囁く言葉

非常に大切にしないといけないと思っています。


研修のときの受講者や社員にも、

今、顔がネガティブになっている

と、ときどき言います。

表情が曇って、眉間に皺が出来ている、意識的に話を聞かないようなそぶりをする

いろいろな反応をしますが、心の中での呟きが無防備に顔に出てきています。


そんなこと呟かないほうがいいよ

というのを伝えたいのですが、素直じゃないと聞き入れません。


人間は、自分で自分を追い込んでいく習性がありますが、人材育成においてその習性がいちばん問題になります。

周囲に対して素直であれ

としか、言いようがありません。


助言に素直に耳を傾けるという素直な行動ができない人は、結局、成長できずに終わってしまいます。





関連記事