そのことをじっくり考えたことはありますか?

森戸裕一

2010年09月24日 23:26

今日は山形でNPOなどの活動をしている方々向けに地域活性化のための情報活用についての研修をおこないました。

昨年は、鳥取県、佐賀県、高知県などの情報化による地域活性化支援をおこなってきましたが、今年は、千葉県、山形県、神奈川県の支援をおこなっています。


NPOという組織は非常に中途半端で事業継続するために非営利という形をとっていますが、その事業継続する財源を公的団体からの補助に頼っているのであれば、それは事業とは言わないようにも感じます。

そのように公的団体とセットのように捉えられている部分もありますNPOですが、違う視点で見ると市場のニーズ(問題、課題)をいち早く察知して組織としてその課題を解決するという事業の最前線にいるという言い方もできます。

パナソニックの創業者の松下幸之助氏が、

『企業とは社会の公器 給料は社会奉仕の報酬』

という言葉を残されていますが、この言葉は今の時代ではNPOのありようのようにも思えます。

しかし、報酬は税金ではなく、やはり市場から受け取るべきだと思っています。

少ない労力で、知恵をつかって、社会に対して提供する価値を最大化して、その見返りをもらう

というのは、情報化なくして実現はできないと思っています。


それだけ魅力的なツールもほとんど無償で提供されていますし、ITが苦手というレベルの話ではないと感じています。

もっと社会のこと、事業のことなどを考えていただく機会を提供しないといけないと感じています。


NPOや地方の中小企業の方々が考えている『あたり前』が、あたり前ではない時代になってきました。

常識は疑え

ということで、思い込みの部分も多々あります。




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