地域コラボレーション事例

森戸裕一

2008年03月16日 18:21

昨日は私用で佐賀県の有田と伊万里に行きました。

福岡から車で九州道で武雄まで行って、そのまま西九州道路で波佐見・有田インターで高速をおりましたが、久し振りに来た有田は寂れていました。

休日ということもあるのでしょうが、町全体に活気がないように感じました。

有田と言えば陶磁器の町です。

柿右衛門窯などの有名な窯元もそうですが、町全体が陶磁器の町という雰囲気があります。
そこが寂れています。


この陶磁器業界や伝統産業の不況の影には、私たちの生活スタイルの変化や中国などの安いコストで同じような製品を作ることができる新たなる競合が出てきたということもあるのですが、そのほかにも商習慣などが変わってきた中で新しい商習慣に対応できていないということもあるのではないかと思います。

以前、博多織をブランド化する事業に少し関係したことがありますが、伝統産業には伝統的な商流や考え方が今だに存在しています。ただ、その商流や考え方ではスピード感を喪失したり、市場動向がつかめなかったりするという問題があると感じています。

古い業界ではどこにでもある既得権への拘りや変化を嫌う体質なども問題になっているのではないかと思います。


そんな中で、面白い記事を発見しました。



中小企業のビジネス支援サイト(有田焼復興の事例)



この至高の焼酎グラスは、私の家には10個近くあります。



自宅近くの行きつけのお鮨屋さんには、マイ焼酎グラスで2コキープしています。(笑)

非常に手持ち感もいいですし、量も適量入りますので、重宝しています。

ただ商品を売るだけでなく、産地の生産者と販売者が協力して市場に受け入れられる企画パッケージを次々に作ってもらって情報発信してもらえれば、市場の伝統産業のとらえ方も変わってくると思っています。

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