EU諸国の考え方と地方都市再生

森戸裕一

2008年03月20日 23:26

福岡は昨日から強風が吹き荒れています。

今日は朝から中部国際空港経由でパリに飛ぶ予定です。

中部国際空港は海が近いこともあり、風に弱い空港なので国内線、国際線ともに影響がないか心配していましたが、特に問題なく、パリに到着しました。

毎年、この時期は欧州に来ています。

セミナーや研修が少ない時期ということもありますが、同じ時期に同じ場所に繰り返しきていると変化というものに気付きやすくなるということもあります。

為替では、円高ドル安と言われていますので、円が強くなってきているように聞こえますが、円安ユーロ高という展開は、まだまだ続いています。当然、ユーロ高ドル超安という展開で、米国には欧州からの観光客が殺到しているというニュースも最近目にします。マンハッタンの不動産物件などは欧州諸国からの買い注文が殺到してセール中という状況のようです。

日本では中国、ロシアなどの富裕層の方々が観光やショッピングに殺到しているという話も聞きます。
日本の国内の経済環境の変化だけでなく、国際間の関係の変化ということもきちんと把握しておかないと将来を読むということはできません。

強い国が弱い国の飲み込むという構図は国際経済の世界では当然ですが、日本が強い国ではなくなってきたというのは非常に悩ましいところです。

原油高は代替エネルギーを求めるという世界的な動きで穀物の価格が高騰したことにより、食品関連商品の相次ぐ値上げにつながっています。

消費者にとっては、原油高と穀物高がダブルで来ていますので非常に厳しい状況になっていると感じています。

そんな中で、ユーロ諸国は?

ということで、定点観測をしています。

伝統を重んじ、働き方にしてもワークライフバランスがきちんと順守されている、その中で経済的な競争力も持っている欧州諸国の考え方には地方都市の再生のヒントがあると私は考えています。

今回の宿泊は、



Hotel de Crillon 
です。


1758年にルイ15世の宮殿として建てられた建物の一部を使用した伝統があるホテルです。

昨年まではビジネスインフラの整った、Park Hyatt Paris-Vendome を利用していましたが、少し古くはなりますが、歴史的な建造物にステイしてみたかったので、こちらのホテルを選択しました。

中部国際空港からパリのシャルルドゴールまでの13時間ほどのフライトも快適に過ごせたのでパリに到着してもあまり疲れがない状態です。フライト中は、ビジネス関連の雑誌を乱読して、仮眠、映画を2本ほど見ました。(ナショナル・トレジャー2アメリカンギャングスター

さきほどチェックインしましたが、ホテルは広くて快適です。

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