マイレージ、マイライフ

森戸裕一

2010年03月25日 23:19

日本に帰国しました。



行きの機内の乾燥で喉を痛めましたので、帰りの機内は喉をきちんと守って爆睡するわけでもなく日本までの約12時間のフライトで帰ってきました。

ホテルのチェックアウトの時間は12時、帰りのフライトの時間は19:30発ということでチェックアウトからのちょっとあいた時間、車をチャーターして最後は空港に送り届けてもらうことにしました。

自分で車を運転してもいいのですが、借りたり返したりの時間ももったいないのでホテルから空港までタクシーで行くことを考えると車を運転手さんごとチャーターするというのもありと思いそのような形にしました。


時間の使い方というのは人それぞれと思いますが、私の場合には完全に優先順位は効率的かどうかということになります。

せっかちとは少し違うのですが、ほとんどの選択肢を瞬時に出してその中から最善の選択肢を選ぶという訓練を日常からやっておかないと経営などの仕事はほとんどその選択の連続です。

経営者は選択するためにいる

と言っても過言ではありません。

社員が出してきた選択肢が足りないとそれを指摘することも重要な仕事です。

経験が少ない社員の場合には、選択肢を一緒につくるということも行う必要があります。


少ない選択肢で満足してしまっている。

または流れに身を任せる。

いつも同じ選択肢しか選ばない

というのではビジネスというゲームではハンディになります。



ビジネスという考えうる選択肢を精一杯創って、会社として納得できるものを選択して実行していくというゲームでは、保守的、刹那的、単一的なキャラクターは歓迎されません。

知的好奇心が高くて、視野が広く、チャレンジ精神が旺盛な人間が歓迎されます。


今回のフライトでは、

マイレージ、マイライフ
http://www.mile-life.jp/

という映画を見ました。


リストラ宣告人をジョージ・クルーニーが演じていますが、その主人公が全米を飛び回り航空会社のマイレージを貯めまくり上級会員になって快適なビジネス環境を得ていく(本当は移動三昧という環境をはく奪されそうになる)という話ですが、私も10年ほど毎週航空機に乗っている身として共感できる部分もありました。

成田空港やマルペンサ空港でのプライオリティチェックインカウンターの丁寧な対応もベスト(今回はファーストクラスにアップグレードしてくれました)ですが、手荷物検査も特別なプライオリティゲートを使えますので厳格になっている手荷物検査での長蛇の列も回避できます。

ラウンジサービスも最近では無線LANでの接続は当然になっていますので、会社のメールなどを確認して必要な部分はインスタントメッセンジャーなどで連絡して長距離フライトに乗れます。その長距離フライトの中で資料作成などの仕事を持ち込めば到着までの退屈な移動時間もあっという間に過ぎ去ります。


どのようなシチュエーションでどのような仕事をおこなうか?ということを割り振っていればネットワークがつながらない不便な環境も集中できる環境に変わります。


ジョージ・クルーニーは、通算1000万マイルを目指しているという設定でしたが、私は何マイルくらい行っているのだろうか?





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