この局面で評論家になるのか実践実務家になるのか
4月1日から新入社員となる大学生が、それぞれの入社企業に旅立っています。
非常に苦しい経済環境の中での旅立ちで、彼らが少し気の毒なような気もしますが、それが現実だとも思い、これからの日本経済を担っていく人材に育ってほしいと思っています。
今回の大震災の影響で、これまで連続性を保ってきた日本経済は大きな断層が入ったとも言われています。
雇用の形態
勤務の形態
仕事の成果
様々なビジネス活動における根幹の見直しが求められています。
IT関連の話しでいうと、震災被害で大きくスローズアップされたデータ喪失について対策をこうじるためにクラウドシステムの早期導入というものが注目されていて、セミナーなどを行っていても強くそれを感じます。
また、今までは『仕方ない』という形で思考停止状態になっていた柔軟性の無いコンプライアンスの問題や、終身雇用的な雇用形態にも大きなメスを入れないと企業活動の存続自体が難しいような状況にもなってきました。
小さな会社よりも大きな会社の方が不安要素が大きいというのも今回の特徴で、個々人がどのように考えてこれからの時代を生き抜いていくかということを、東日本だけでなく日本の国民の課題としてとらえないといけないような時代に突入しています。
東日本の危機感を西日本にどのように伝えたらいいのか?
それは、報道などから流れてくる人が亡くなったという情報とは別に、これからの日本経済をどのようにとらえて緊急事態としてどれだけ頑張るか、ということを理解してもらうかということになります。
がんばらないといけない
この時期に、国民の多くが評論家になるのではなく実践・実務家になるという流れをつくろうとしています。
CGMが評論家を沢山育てているようにも感じつつ、実務家が増えてきたという潮流を流していくツールにもなるとも感じています。
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