大切な人、大切なものを守る力

森戸裕一

2011年03月29日 23:31

自然の脅威の前で人間の無力さを感じてしまったのが今回の大震災でした。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

まだ行方不明の方々もたくさんいらっしゃるという状況で、経済活動を積極的におこなうということが難しい状況は続いています。

しかし、このままでは2次被害的に多くの企業が倒産・廃業に陥り、たくさんの失業者がまちに溢れてしまうような状況にもなってきました。

どんどん消費をしよう!

という単純なことではなく、個々人が目の前の自分の仕事で精いっぱいの成果を出すということに注力しないといけない時期なのではないかと感じています。


家族や同僚などをふくめ、大切な人、大切なものを守る力

をこの局面で身につけることが日本の復興につながります。



どうすれば、日本人が生命力をもち、生きることに真剣になれるのか?

ということを、組織改善や人材育成という観点で議論してきました。


しかし、今回の大震災はその議論を超越するくらいのインパクトがあり議論も必要なくなりました。

人間本来の生命力と団結力を発揮しないといけない時期に、それができないとなると本当に末期状態になっているとしかいえませんが、日本の底力を信じています。

まだ、末期ではないはずです。








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