組織の中でのフォロワーシップ

森戸裕一

2008年04月17日 08:44

組織におけるフォロワーシップ(Followership)についての研修を行うことが多くなっています。

フォロワーシップについての考え方はいろいろあると思いますが、弊社で扱っているのは「メンター研修」と「部下力」に関する研修の中です。

メンター研修については何度か投稿していますが、新入社員などの成長を下支えする役割を持つ方向けにフォロワーシップの必要性を理解してもらっています。

それに対して、組織のリーダーを支える「部下力」というのは、上司のリーダーシップを部下が補完して、組織として生み出す成果を最大限に引き出す力になります。これも、またフォロワーシップと呼んでいます。

日経BP社のITプロの用語集では、

あの改革が成功したのは、経営トップのリーダーシップが優れていたから―こうした話がよく聞かれるように、組織が目標を達成するうえでは、リーダーシップは確かに不可欠です。しかし一方で、「組織運営においてリーダーの影響力は10~20%にとどまり、残りの80~90%は部下である人々の力が左右する」とリーダーシップ偏重の組織論に異を唱える組織論の研究者もいます。

ともあります。

経営者や上司といえども人間です。

思い違いもしますし、過去の成功体験からなかなか抜け出せすに固定観念を持ってしまうこともあります。

そのリーダーに対して、うまく助言をすることができる部下が組織にいれば組織としては最高の納得解を生み出すことができるのではないでしょうか?

当社の社員も、私にうまく助言してくれます。 感謝です。

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