イタリアで見る「龍馬伝」

森戸裕一

2010年03月22日 22:24

まさか、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』までミラノで見ることになるとは・・・

ミラノについてから体調がすぐれなかったので、ホテル生活を満喫しています。
(高いホテルに滞在してホテルライフを満喫したことが無いというのもどうかと思っていましたが、今回はいやというほどホテルの滞在時間が長いです(笑))

ブルガリというブランドがホテルを企画・運営したらどのようなサービスになるのだろうか?
http://www.bulgarihotels.com/

という興味もあり、今回はブルガリホテルに滞在しています。



ホテル自体は非常にしっくなつくりになっており煌びやかというよりも落ち着きや余裕を感じます。

滞在している人たちの身のこなしにも余裕を感じるので中心地にありながら街の喧騒がホテルの中では感じません。

お客さまの期待にどのような形で応えるのか?

間違ったブランディングを行うと、宝石などの装飾品ブランドとしての煌びやかさとイタリアのラテン的な明るさでホテルイメージをつくってしまうところですが、宿泊者はそれを望んでいないということを知っているという感じがします。


ベットから見た「龍馬伝」では、国粋的に攘夷を唱える流れと開国により米国と不平等な契約を結ばされているという本質的なことに疑問を持ち、それに対してどのような対策が必要かと考える龍馬の姿が描かれていました。

脱藩することが目的でもなく、幕府を守ることが目的でもなく、朝廷を守ること、攘夷することが目的でもない、自分が持つ可能性に期待を持ちつつ、対立構造をつくるのではなく、つなぐことでつくる という龍馬の姿には共感しました。

海外から見える日本

日本の本質的な課題を見つけるには、それしかないと龍馬も感じたのかもしれません。



自分探しをする

のが若者の間では流行っていますが、周囲の人に自分がどのように見えるのか?を聞けばすぐに解答は得ることができます。

たぶん、自分探し ということを理由に好き勝手に行動して、周囲には非協力的で自分勝手に動いている扱いにくい人間と思われているはずです。

それが自分だ

ということを認識することから、社会人として動くことができるようになるのではないかと思っています。



日本という国家までも、自分探しをしていなければいいと思い、イタリアという非常に特殊な国(組織されたカオス)に来ています。




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