社員のために仕事を確保する

森戸裕一

2011年04月29日 23:54

なんとなく、周囲の会社さんの仕事量が減ってきているように感じます。

社員を抱えているので、仕事量を確保しないといけない

という言葉をよく聞きます。


本来、組織としてはお客さまからいただいた仕事を、

 最高の品質で、
 求められる納期を順守して、
 適正利益を確保する

ということを考えないといけないのですが、不況のせいというよりも、

本当に人も事務所もいらないような仕事ができるような環境ができたので、

苦労しているようにも感じます。(全業種じゃないです)


雇用も守れないような経営者は経営者失格

ということを言われることもあります。


ただ、戦後復興期からの連続性で雇用を維持することはできないほど、大震災の影響によるサプライチェーンの変化とクラウドなどの情報システムの利用形態の変化による劇的なコスト削減の影響は大きいように感じます。


新しいワークスタイル、それから新しい仕事を創造しないと、


人は確実にあまります。


その仕事って、実際にどれくらいのお金をうみだしていますか?

という、本質的な質問を研修などでも受講者に対して聞かないと、昔のやり方で削減できる仕事を一生懸命にやっている社員をほっとくことができるほど、日本企業には余裕はなくなってきています。



関連記事