新しい指標

森戸裕一

2008年02月03日 23:11

今日、NHKで『日本とアメリカ 日本野球は宝の山』というスペシャル番組が放映されていました。



その中で、プロ野球選手の新しい評価指標を見つけ出すということをボストンレッドソックスのオーナーが話していました。

従来は打者は打率、投手は防御率で評価されていたものを、投資家としての目でデータ分析して新規の選手獲得(投資)にいかすというやり方です。

5年連続でホームゲームのチケットが年間完売というのも、ファンからの意見を聞いてデータ分析をしてファンサービスを充実させると同時に、付加価値がついた新しいサービスは高値で売るという手法です。

日本でも、データ分析をしっかりやっている企業とそうでない企業の業績の違いが明確になってきました。

昔はやりたくてもできなかった膨大なデータの分析作業がBI(ビジネスインテリジェンス)ツールなどを駆使して誰でも簡単にできるようになっています。



特に、地方や中小・中堅企業がこれからの時代に勝ち残るためには、無駄な動きを控え、市場データに基づいたシンプルな動きをしないといけないと考えています。

情報分析ツールが充実してきた後は、情報分析の視点を持った人材の育成が重要になってきます。



当社のビジネススクールでも統計学や財務分析、マーケティングなどを行っています。

次は、情報機器をつかったデータ分析などのコースも提供していこうとしています。

現在、行っている基礎コースも見学者が増えてきましたし、企業から社内研修としての検討しているという問い合わせも増えてきました。

市場も情報化の進展と人材育成は並行しておこなわないといけないということに気付き始めたようです。

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