2008年10月27日

イメージできるものは実現する

今日は、東京の中央大学の就職活動を始める学生向けにガイダンスを行ってきました。

イメージできるものは実現する

夕刻から九州地区にUターン・Iターン、Jターン希望の学生向けに話をしましたが、最後の質問者に対応したときには予定の時間を1時間ほどオーバーしていました。

東京株式市場の日経平均株価はバブル経済崩壊後の最安値をつけたようで日本経済の先行きは不透明さを増していますが、もともと人間の将来などは不透明です。

不透明であれば、明るい将来にするか、暗い将来にするのかは自分の手に委ねられています。

当然、前者になるようにしていかないといけません。

ただ、面白いほど後者を選択する人が多いようにも感じます。

勝手に不安になって、失敗することを頭の中でイメージしたり、自分にはできないと自分の可能性を自分の手で潰すということを平気で行います。

次の人生では・・・

ということを考えても、次の人生では今の人生の記憶はたぶんないでしょう。

今を懸命に生きるしかないというのがわかっているのに、後ろ向きのことばかりやってしまう人がいます。

そのような人には、今日1日というものを最高の日にするという習慣をつけるようにアドバイスするしかありません。

いつか頑張るということでは、最後まで頑張ることはできません。


目標というのは到達するのが目的で設定するのではなく、目標に設定した場所に立って次の目標を見定めるために設定するものです。


中央大学の学生さんに対して、

目先の初任給などを比較してどちらが高い低い、企業の知名度を比較して就職を考えるのではなく、その企業が市場に提供する価値で自分の内面に宿る自尊心やその企業で経験できる仕事の質などから実感できる自己成長などをイメージして自分の生活基盤をどこに定めるのかということをしっかりと考えるように話をしています。

九州という地域の景気はどうか?
九州の企業の組織風土は?

などの質問が飛び交いましたが、率直に答えました。

ただ、それは君がいない土地の景気感、君がいない企業が作っている組織風土などで、皆も閉塞感を持っている、だから、君がその景気感や風土を変革するという自覚を持ってもらいたいということです。

どこかに馴染むのではなく、どこかを変革する

ということを目的とした人生を充実した人生と呼んでいます。

金融機関だから安定している
公務員だから安定している

という言葉の後ろにはどのような意識があるのかをいつも聞きます。

敢えて安定を選んだのだから、つまらない人生になっても仕方無いということであれば、安定ということよりも、

つまらない人生

と言葉だけが、自分を苦しめることになると思っています。


同じように、今日の学生からの質問の中に、

女性は〇〇なんですよね

というのもありました。

回答は、今の時点ではそうかもしれないけど、君がそのような社会の意識を変えないと、君の後輩も同じようなことに苦しむことになるということです。

女性の方とお話をしていて、

私は平凡でいいんです
私は女性なんで

という言葉を聞くこともあります。

そんなことを言っている日本の女性が、今の女性の地位を作ってきたのでは?と思うこともあります。

当社の仕事は、女性も男性もありませんので均等に誰でもがんばっています。

ただ、今時点では、女性社員のほうが、仕事に対しての取組みの素直さ、成果に対しての執念、他の社員の成長を望む姿勢という面で優れていますので、職位、立場がそのまま反映されています。

男性社員の奮起に期待しています。


同じことをやっていても、言っていても、それをどのようなイメージで掴んでいるか?ということで結果は全く違うものになります。


営業などの世界でも、会社としての目標数字を自己の目標数字を、

ノルマ

と捉える人もいますし、

自分の人生におけるポテンシャルを最大に引き出すための必達目標

と捉える人もいます。


目標を達成するための手段は1つだけではなく、無数にあります。

ノルマと捉える人は手段が無数にあるなど考えるはずもなく、自分の可能性を信じている人は自分は必ず最高の手段を見つけることができるはずと考えて、必死に目標達成の手段を考えます。

そこに自己成長のヒントがあります。

自分のポテンシャルは自分で信じてあげないと、今の時点では成果を出すことができていない人が大きく化けるということは誰も信じてくれません。

自分を変えるというのは簡単でもあり、難しくもあります。

自分を変えるためには、

自分の将来の可能性を信じる

ということを真剣に思ってもらう必要があります。

マイナスの思考は、行動力まで奪ってしまい、自分の将来の可能性を少しずつ削っていきます。

自分の脳に指令を出した動きしかできない
自分の脳にイメージしたようにしかならない

というのが、人間の面白いところです。


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Posted by 森戸裕一 at 23:55│Comments(0)人材育成
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