2008年12月29日

最後の粘りが自己成長につながる

今日の西日本新聞の朝刊に、1月6日(火)のBizPASSトップゼミのプロジェクトスタッフでCANPASSスクールのプロジェクトリーダーをやっている野田さんが大きく紹介されていました。

最後の粘りが自己成長につながる

彼女は非常に粘り強くプロジェクトを進めてくれて、仕事力という点では学生ながら高いものを持っています。

NPO法人である九州学生ネットワークWANにも歴代で非常に仕事力が高い学生スタッフがいました。

彼ら、彼女たちに共通するところは、こちらからのアドバイスに素直に耳を傾けて、自分がやらないといけないこと(責務)と自分たちが組織として目指している方向性(理念、ミッション)をきちんと理解することができるということです。

WANなどの活動に学生スタッフとして参加しても、最後まで継続して活動を続けられない学生もいます。私はNPOの理事として事情を聞いて納得できる事情であれば、活動は休止しても最後まで仲間としてNPO活動を外から支援して欲しいという話をします。ただ、自分がやりたいことと違うと言ってみたり、自分が頑張れないものを環境のせいにしていると感じた場合には、特に引きとめもしません。たぶん会社に入っても同じことを繰り返します。学生のように親の保護下にある場合には、さほど苦労もしないと思いますが、社会に出たらそのような考え方では自分が苦労するだけでなく、周囲にも大きな迷惑をかけます。それに早い段階で気付いてもらいたいと思っています。

社会人になっても成長しない、会社に入っても苦労すると考えられる学生は、自分のやりたいことでしかモチベーションが上がらないという状況から社会人にもなって脱皮できなくて苦労してしまっています。

これらのことは、当社は企業内人材育成の支援を長年おこなっていますので、理解しながら学生の成長支援を行っています。企業にも日々の仕事を通じて成長することができる人と、仕事の経験年数は長くてもなかなか成長できない人がいます。

誰でもわかっていることなんでしょうが、日々の仕事の意味を理解して、その仕事の価値を最大化するために必死に取り組んでいる人は、ほっといていても成長していきます。

仕事というのは真剣に取り組むことで自己成長につながるので、その成長欲が仕事のモチベーションにつながっているということを、いつのまにか私たちは忘れているのかもしれません。

毎日が忙しい、忙しい

というのは簡単なんですが、

なぜ、忙しいのか?

ということを真剣に考えて、その忙しい原因を取り除くということを考えないといけません。

そのひとつの方法として、自分の能力を高めるということがあるのではないでしょうか。


さて、今、学生に非常に大きなプロジェクトを任せています。

このプロジェクトを任せる意味はいろいろありますが、彼らが仕事の意味を理解して関係するメンバーの負荷なども考慮してお互いが協力しながらプロジェクトに関わる力が身につけられればと思っています。

自分がやりたいことをやる

という学生の意識と、

周囲がやってもらいたいことをやる

という社会人の常識の違いを気付いてもらえれば、彼らは大きく成長したことになります。

以下は、今日の朝に学生メンバーMLに送ったメールです。

彼らひとりひとりが、自分の役割を理解して自分の成長のためにプロジェクトに必死に取り組んでもらえればと思っています。

素直の心で必死に頑張るということができれば、就職活動という期間が彼らの社会人になる準備期間になります。

今回のプロジェクトでは、これらの学生スタッフを見たいという企業の人事担当者の方もいらっしゃいます。

彼らにはがんばってもらいたいと思っています。


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BizPASSトップゼミの学生スタッフの皆さん

おはようございます。森戸です。
一昨日の直前ミーティングお疲れ様でした。

学生スタッフの皆さんには今回のBizPASSトップゼミというプロジェクト
で一番、おいしいところを経験してもらっています。

働くという意味を考える

というのがコンセプトになるBizPASSトップゼミですが、働くという意味
を考えると「お金をもらう」ために働くということよりも、もっと重要に
なる意義があります。

プロジェクト(仕事)に関わるすべての人たちに喜んでもらう

今回のBizPASSというプロジェクトの場合には、参加する学生、企業関係者
一緒にがんばっている学生スタッフ、企画・運営を支援している弊社の社員
すべてに喜んでもらうために自分がどのような意識でどのような行動をする
かということを考えると答えは出てくるはずです。

どのような会社に就職しても、どのような仕事を任せられても必死に頑張る
ことができる、その仕事に生きがいを見出すことができる力を皆さんには身
につけてもらいたいと私は考えています。

そのような仕事への姿勢を継続することで人は成長していきます。

会社というのは、人の成長のために場を与えます。

その場(会社)で成長するために、目の前の仕事で最大の価値を作るのが
社員の努めにになります。

どの会社に入るか?ということに一喜一憂するよりも、
どの会社に入っても、どのような仕事に就いても自分は頑張ることができる
と覚悟を決めることができる人材を私たちは次世代リーダー候補と呼んでいます。

2009年1月6日(火)

は、皆さんが輝いてみえるイベントになるのではないかと思っています。

あと1週間ほどで本番です。

今もがんばっていると思いますが、もう一息がんばってください。
この最後の粘りの量が昨日の皆さんより今日の皆さんが成長する糧になります。

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Posted by 森戸裕一 at 13:25│Comments(0)人材育成
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