2009年11月02日

深刻なマネージャー不足

企業では深刻なマネージャー不足が続いています。

マネージャーになっても残業代はつかないし、上からの指示と下からの突き上げで苦労するだけだなどの声を次のマネージャー層だけではなく新人などからもチラホラと耳にします。

ただ、その人たちがマネージャーになる資質を持っているか?というと疑問を持つこともあります。

やはりマネージャーという人間は部下を管理する訳ですから率先垂範で自分が手本として行動できることが前提ですし、マネージャーになる前から自分のことだけでなく後輩のことも考えて行動できることが必須になります。

ということは自分の仕事で最高の成果を出しながら余裕もあるということも前提になります。


学生の就職活動の支援をしていると、もういっぱいいっぱいで会社を決める学生もいますし、自分の資質を隠すことなくそのままの自分で就職活動をして自分を評価してくれる会社に相思相愛で内定を決める学生もいます。

どちらが将来のマネージャー候補として採用されているかは自明です。


また、会社には親会社からマネージャーが送り込まれる関連会社や子会社もあります。

親会社から送り込まれるマネージャーや経営者は親会社の出世競争に敗れ去った方の場合が多いのですが、親会社に採用されたときにはマネージャー候補として採用された優秀な方です。

子会社の現場で頑張っているがマネージメント能力が低い社員と親会社にマネージャー候補として採用された社員と、どちらがマネージャーとして最適かというのは自明ですが、問題は親会社でマネージャー候補として採用され頑張ってきたのだが敗れ去ってモチベーションが下がっていると考えると厳しいところです。


企業はマネージャー不足で本当に困り果てていますし、今から会社に入る学生なども将来マネージャーになれるような資質を持っている学生は少なくなってきています。

これから日本はどこに向かっていくのか?

ということを憂いたくもなりますが、マネージャーの資質は低くても若いうちからマネジメントの体験をさせておけばということで、学生団体などでプロジェクトマネジメントの体験をさせています。


今の学生は負荷をかけるとすぐに折れそうになります。

それから、自分の立ち位置がどうこうと相手に自分の立ち位置を決めてもらってからではないと頑張れないようなところもあります。

自分で決めればいいのに

とも思いますが、そんな感じで周りから何でも決めてもらって生きてきたのではないかと思います。


立ち位置決めてあげるから頑張れ

というのが本当にいいのか?ということも考えながら、毎日が試行錯誤です。


彼らが必死に頑張っているプロジェクトもカウントダウンがはいってきました。

http://bizpassstaff.yoka-yoka.jp/

あと37日、頑張れ!





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Posted by 森戸裕一 at 08:12│Comments(0)人材育成
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 育成と成長。ビジネスパーソンの永遠の課題かも知れませんね。 「彼は勉強しない」
マネージャーは育成するのか、成長してマネージャーになるのか【「走れ!プロジェクトマネージャー!」】at 2009年11月02日 20:00
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