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2008年07月14日

知らなかったではすまない時代

先日の北海道洞爺湖サミットの期間は北海道へ出張していたのですが、その期間は民間機がハイジャックされてサミット会場に向かった場合には自衛隊により撃墜してもよいという判断がされていたようですね。



07月10日 19時19分 NHKニュース
北海道洞爺湖サミットの直前、ハイジャックされた民間の旅客機による「航空機テロ」を想定して、防衛大臣も参加する初めての図上演習が行われ、サミット会場への突入が避けられない場合、乗客を乗せた旅客機であっても撃墜するという判断が示されていたことがわかりました。

北海道洞爺湖サミットは、2001年にアメリカで起きた同時多発テロのあと日本で初めて開かれたサミットで、航空機を使ったテロにどのように対処するかが安全を確保するうえでの最大の課題でした。図上演習は、サミットの直前の今月2日に防衛省と航空自衛隊の各地の司令部をホットラインで結び、石破防衛大臣と自衛隊の指揮官などが参加して総理大臣官邸とも連絡を取りながら行われました。防衛省によりますと、想定は、乗客およそ200人を乗せた民間の旅客機がハイジャックされ、通常のルートをそれてサミット会場の方向に飛行してくるというもので、時間を追ってどういう判断をするかが検討されました。その結果、ハイジャック機があと1時間でサミット会場の上空に到達すると予測された時点で「治安出動」が発令され、航空自衛隊の戦闘機に武器の使用が許可されました。その後も、ハイジャック機が間近を飛行する戦闘機からの無線での呼びかけや警告射撃にまったく反応せずに飛行し続けたため、協議を重ねた結果「このままでは突入は避けられない」として、上空まであと1分、距離にして18キロ余りのところでハイジャック機を「撃墜」するという判断が下されたということです。防衛省によりますと「航空機テロ」への対処について航空自衛隊の内部で検討したことはありますが、防衛大臣も参加して防衛省全体で演習を行ったのは今回が初めだということです。



この情報を事前に知っていれば出張の日程を前後に調整していたかもしれません。

台風などの悪天候で空港に着陸できない場合には別の空港もしくは当空港に引き返す場合があります。

というアナウンスを空港などで耳にしますが、

テロなどで機体がハイジャックされてサミット会場などに向かった場合にはやむなく撃墜する場合があります。

というアナウンスが空港で流れていたら、搭乗するのをためらったかもしれません。


世界の首脳会議なので仕方ないのかもしれませんし、海外では当たり前のことなのかもしれませんが、その日本政府が撃墜やむなしと決定した対象のフライトに往復2回搭乗した立場からすると、自分がそれを知らなかったことに対してちょっと複雑な気持ちになりました。

今回のサミットの意味というのは、未だに見えかねますが、サミットなどを見る中でも新興国の力が強くなって日本の力が弱くなっているのは誰しもわかったというサミットでした。

国防も含めた日本の将来をどのように考えていくのか?ということに関しては、若い世代も含めて真剣に考えないといけない時期に来ています。エネルギー問題、食料問題、防衛問題など知らなかったでは済まないようなことがどんどん増えています。

自己責任で判断しないといけないことが情報化社会ではさらに増えてきます。

自己責任で判断するには更に情報を精査して理解しておく必要があります。  


Posted by 森戸裕一 at 14:20Comments(0)出張