2009年04月02日

いまの若い世代は将来の組織を支えることができるのか?

世の中の雇用情勢は厳しさを増していますが、福岡の有効求人倍率は0.5を割り込んだようです。

http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/012021.html

非常に厳しい状況になってきています。

都道府県別では東京も1.0を割り込んだというニュースを聞いています。


話は変わりますが、雇用されている人たちが所属する組織も、2:6:2のパレートの法則というものがあります。

http://premium.nikkeibp.co.jp/bits/bits_column/column_d40_01.shtml

一般的に働かないと言われている下の2割の人たちをどうみるか?ということです。

組織のガス抜きには必要な人材だ、この2割の排除しても中間の6割の人たちの中から2割が生まれるなどのことが言われます。

逆に上位の2割が会社を辞めてしまったら、中間の6割は頑張って上位2割の会社全体の8割の利益を生み出すような人材になるのでしょうか?

そもそも上位2割が辞めてしまうようなマネジメントをしていた会社が中間の6割の人間を引き上げるような人材マネジメントをできるかどうかが疑問です。

楽な方には流れますが、組織を背負う、仲間を支えるというような仕事を行っていくのは難しいものです。


昨日、学生団体のスタッフミーティングを行いましたが、その中で、

最近の風潮として安定した職業に就きたいという意識があると聞いていますが、本当に安定している仕事の考え方というのは人を支えることができる仕事ができるかどうかです

という話をしました。


大手企業、公務員、有資格者の仕事など学生にとっては安定している職業に見えるようですが、そのような意識では、組織の中の中間6割、下位2割を作りだしているだけで、その安定は上位2割が作りだしているにすぎないということになります。

最初から人に頼る人生よりも、人を支える仕事のやり方を身につけるのが一番の人生のリスクヘッジではないかと私は思っています。

会社を支える
同僚を支える
家族を支える

ということに頑張らないと、

人には頼りたくない

だから、

ひとりで頑張る

という、間違った思考に陥りがちになります。


ひとりでできることなど限られています。

部下として上司を支えることができない人間は、人の上に立つこともできません。
もし立てたとしても人望などがあるわけがありません。


今回の不況が、生き方、働き方というものを考える機会になればと思っています。






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Posted by 森戸裕一 at 06:57│Comments(0)人材育成
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