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2008年01月29日

自分の思考を縛ることを教えてもらった学生時代

人間には無限の可能性がある。

というのは真実だと思います。



ドラリオンで演技などをしている人などを見ていると、人間の持つ大きな可能性について考えてしまいます。




先日の投稿でも書きましたが、我々は誰かに枠を決めてもらって、その中でモノゴトを考えます。

受験勉強なども試験の出題範囲は決まっていて、その中でどれくらいの点数を取れるのか?

ということを競います。

私たちは、学習の範囲を絞られてその中でどれくらい記憶できるかという受験という制度で、枠から抜け出せないという思考特性が決まってしまったのではないかとすら思ってしまいます。

それでも、今でも親は、良い学校に行って、名前のある企業に就職してという道を進ませようとします。
大学の偏差値、就職戦線における企業の人気ランキングは親世代の人気ランキングではないかと思います。子供は結局は親の影響を受けていますし、親に説明がつく大学や企業を選択する場合が多いというのが当然です。

欧米の学校教育では、徹底的に『君はどう思う?』と聞かれ、記憶ではなく思考プロセスを問われます。自分は何をしたいの?と就職の際にも徹底的に聞かれます。

これは、非常にインターネットっぽいと思いますし、ビジネスにも適している思考と思います。

インターネットの中に蓄積されている全世界レベルの知識を自分の知識とマージして新しい知識を創りだすというプロセスは今までの日本の教育プロセスにはなかったのではないかと思います。

インターネットの先には答えがあるのではないので、それを記憶しても意味がありません。
自分の創造力を膨らますことができる知識がぶら下がっているだけなので、自分の力で知識をつないでいく必要があります。

日本の大学生は、単にググって、それを答えのように考えてしまいます。非常に危険な傾向です。

大学という枠の中だけで単位を取得するという目的だけに集中すれば『楽(らく)』ですが、知識形成するプロセスにインターネットという知のネットワークを盛り込むと、大学という枠が壊れてきます。

仕事も同じで、会社の中で目の前の仕事を会社の論理だけで思考していても、たぶん新しい価値というのは生まれません。それよりも、自分で自分の可能性をどんどん潰してしまいます。

インターネットのおかげで仕事も会社もダイナミックに変化しているのに、社員の行動特性が受験勉強のように楽な枠組みから抜け出せないのであれば競争力もそがれていきます。

上司が自由な発想を歓迎して、その中からお互いにコミュニケーションして納得解を導き出すという組織風土の変革を行わないと、組織はどんどん硬直化していくのではないかと危惧しています。

自分の可能性を自分で潰して、それの納得解を出すために周囲の環境のせいにするというのは、無限大の可能性がある人間の資源の最大の無駄遣いではないかと思います。

当社の社員にも『考えて、考えて、考え抜いて』もらいたいと思っています。
必死に考えているように感じていても、それは、学校教育の影響で、自分で勝手に枠を決めて、そこで楽(らく)に考えている状況なのかもしれないという疑問を持つことから、枠外しは始まります。

何歳になっても自分の可能性は無限大と信じることが、思考の縛りの開放につながるのではないかと考えています。  

Posted by 森戸裕一 at 07:41Comments(0)ビジネススキル