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2008年09月25日

会社の歯車になりたくない

「完成されたビジネスモデルをまわすのではなく、自分たちでビジネスモデルを創る仕事の方が楽しくない?」

当社が、人材採用のビジネスに参入した理由です。

新卒の人材採用のビジネスは、リクルートさんや毎日コミュニケーションズさんがディファクトと言ってもいいくらいのシェアをとって採用の特にインターネットのナビを使ったビジネスを行われています。

それはそれで凄いことだと思いますが、ある程度固まってしまったビジネスモデルの中で働いている社員の人たちの表情を見ていて違和感を感じています。

仕事は楽しいのだろうか?
不安は無いのだろうか?

自分たちの力でビジネスモデルを創ったわけでもなく、ある程度固まったビジネスモデルの中で企業の将来を左右する人材採用のビジネスを自信たっぷりに行われています。


仕事のやり方が学生のノリに近いものを感じる・・・私が年をとったのだろうか?人材採用は企業にとって存続を左右する一大事なのに軽い軽い・・・採用に失敗したら次をもってくる勢いです。まあ、そのビジネスも準備されていますが・・・

自分たちみたいな社員を欲しくないですかって勢いで来ますが・・・自分たちがどのように見られているのかということを理解しているのだろうか?

いずれにしても、若い社員の元気で押し切るビジネスモデルをきちんと作られている部分は注目に値します。

ただ、営業を行っている彼らは将来どうするのだろうか?

そんなことはどうでもいいですが、「採用支援」ではなく「就職支援」という視点でビジネスを考えたら「育成採用」というビジネスモデルに行きつきました。

ビジネスモデルというのは儲からないとビジネスモデルとは呼ばない

というのは、ビジネスモデルコンテストなどに審査員などで呼ばれたときに私が口にする言葉ですが、

一人勝ちのビジネスモデルは長続きしない

ということも同時にお話をします。


ITの業界では、マイクロソフトが一人勝ちしたことから、マイクロソフトにネガティブな人たちが世界中に増えてきました。マイクロソフトはアロガント(傲慢)という意見です。

その対極にいたのがアップルであり、オープンシステムなどを提唱しているグループだったりしました。

最近では、その中からグーグルなどが台頭してマイクロソフトに迫る勢いになってくると、グーグルはアロガント(傲慢)という意見も市場から出てきたり、あれほどグーグルを愛していた社員(グーグラー)が自由を求めてスピンアウトしていくような動きが出てきています。

どうも一人勝ちをすると、足を引っ張られるというのは日本だけではないようです。


さて、今年の7月くらいから企業の新卒採用支援のビジネスをはじめたのですが、今までの途中経過はと言いますと、

北京オリンピックで有名になった会社さんからご注文をいただきました!
世界でもトップシェアのグローバル企業のグループ会社さんからご注文いただきました!

当社の営業担当者は凄いです。

さらに、内定者向けのサービスでは、

大手のシステム会社さんからもご注文をいただきました!
地場の大手企業さんからぞくぞくと注文をいただきました!
流通大手さんからも注文をいただきました!
北九州の大手企業さんからも注文をいただきました!

通常は新規ビジネスを仕掛けると、比較的、競合などが手を出していない領域から手を出すのですが、正面から今までのサービスとの違いを説明して、お客さまに納得してもらっています。

脱帽です。

彼らの眼中には、リクルートさんや毎日コミュニケーションズさんは無いようです。

実は、ここらへんにビジネスのヒントがあります。

競合他社ばかりを気にして、相手よりも自分の方がということばかりを気にしているとお客さまのことが目に入らないということになってしまいます。

私たちが一番に気にしないといけないのは、お客さまの視点です。

新卒採用というと、母集団を形成して、その中から人事担当者が採用予定者を絞り込んでいくというビジネスモデルとは違う、効率的でしかも満足度が高いモデルを創るということを決めて、当社の営業担当者はお客さまと徹底的に話をしています。

一緒に最高の人材を採用しましょう!

ということになります。

そのために、彼ら営業担当者も日々、学生の成長のためにアドバイスなども出しています。

一緒に最高の人材を採用しましょう!

と言葉では言っていて、一緒に母集団を作るということであれば、それはあまり意味がありません。
企業の人事担当者の方々の言葉から出てくる「欲しい人材」という人材の能力をきちんと分析して学生に伝えないといけません。また、そのような人材を作らないといけません。そうして初めて、

一緒に採用しましょう!

という言葉が自身を持って言えるのではないかと当社では考えています。


お客さまの会社の一員として、お客さま以上にお客さまのことを考えるという姿勢を持っていれば、お客さまもその姿勢に対して価値を感じてくれるということを実感できているようです。

非常にたのもしく感じます。

会社の歯車にはなりたくない

と学生などは言ったりもします。

ただ、会社の歯車にもなれないのであれば、それは役に立たないということを意味します。

立派な歯車になることを目指さないといけません。

ただ、お客さまが望んだ歯車になると更に仕事は楽しくなります。


今日から、CANPASSスクールが始まります。



今日は、私が学生に話をしたいと思います。  


Posted by 森戸裕一 at 08:24Comments(0)ビジネススキル